延期日程を検討しておりました「ますほジュニアクワイア2020春の音楽会」ですが、 残念ながら現時点においても開催の見通しが立っておりません。たくさんの応援をいただいておきながらこのようなお知らせしかできませんこと、深くお詫び申し上げます。
子どもたちは、4月は指導者による動画での「宿題」に取り組み、5月からはzoomを使ったリモートでの練習をおこない、ようやく先日、みんなでホールに集合することができました。 関係各所と協議を重ね、ガイドラインを策定し、厳重な感染予防対策を講じながらの集合です。しかしながら、今は「お客さまをお招きし、みんなで集まって歌う」ということが許される状況でないことは皆さまもご承知のとおりです。 ますほジュニアクワイアは合唱団ではありますが、歌うための団体である以前に、 子どもたちの生きる場所でもあります。私たちは合唱団とし ての側面以上に「子どもたちの居場所のひとつであること」を大切にしたいと考えて 運営してまいりました。今、この社会情勢の中で「今までのように歌うこと」が許されないのであれば、「違う方法でうたうこと」も視野に入れた上で、子ども達の居場所としての「ますほジュニアクワイア」を守りたいと考えています。 このホールに子どもたちの歌声が響いてから、この2月で18年が経ちました。今がどんな状況であっても、これまでここで歌うことが若い彼らの心と身体を育ててきたことに変わりはありません。私たちは、合唱の力、音楽の力、そして、このホールの力を信じています。 だからこそ、またここで皆さまをお迎えして歌うことができる日のために「今、ここでできること」を探していけたら、と模索しております。ご意見、ご助言などございましたら是非お寄せください。 「春の音楽会」にあたり、たくさんのご協賛をいただきましたこと、またこの状況に際し心温まるお言葉をたくさんいただきましたこと、関係者一同改めて感謝申し上げます。頂戴した協賛金は一旦お返しさせて頂くことにいたしましたが、演奏会プログラムに掲載予定でした皆さまのお名前（掲載の許可をいただいた方のみ）を、ご紹介させていただきたく存じます。 お客さま・子ども達、双方が安心して演奏会を開催する方策を見出せる日がきましたら、改めてご案内をさせていただきます。どうかその日まであたたかく見守っていただけますよう、心からお願い申し上げます。 再び皆さまに元気な歌声をお届けできるよう、諦めることなく、力を尽くしてまいります。 末筆ではございますが、みなさまの心身の健康と安全を心からお祈り申し上げます。