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  • masuhojc

定期演奏会「春の音楽会」について

更新日:2022年3月5日

大変な冬が過ぎ、3月を迎えました。


ますほジュニアクワイアは、1月からリモートでの練習を重ねています。

冬場の感染拡大を見越して、毎年1月に開催していた定期演奏会を3月に計画し、それを大きな目標にしてみんなで頑張ってきました。


しかし、世の中はなかなか落ち着きません。

この間、保護者もスタッフもいろいろなことを考えました。


大人でさえ、目標を直前に取り上げられると少なからず傷付きます。それが何回も続くと、だんだん目標に向かって頑張ることに力を注げなくなります。心を守るための当然の反応です。


この2年間、子どもたちは何度もそれを繰り返してきました。

本当にこのままでよいのか、誰にも正解はわかりません。


同じ山梨県内であっても、子どもたちによる(管楽器も含む)オーケストラ公演の開催に向けて力を尽くしているホールはあります。それを見守っている自治体もあります。

ますほジュニアクワイアは、小中学校に合唱部のないこの町で「地域の子どもたちのために、学校外教育活動としての音楽を」という当時のホールスタッフの想いからうまれた合唱団です。学校で歌が歌えない今だからこそ、その役割も見えてくる気もしています。


しかし、現在のこの町の状況では、それが許されません。

全日本合唱連盟が文部科学省に要望書を提出してくださいましたが、この小さな町で部活動もスポーツ少年団も活動が禁止されている今、合唱にも活動の許可は出ないのです。


先が読めない中、皆様にご案内することができずにいた定期演奏会「春の音楽会」は、関係者のみにて開催させていただきます。今年も出演する子どもたちにそっくりな可愛らしいチラシが出来上がっております。ちょっと修正したものになりますが、どうぞご覧ください。

今はこのままリモートで練習を続けながら、関係者のみでのコンサートの開催を目指します。子どもたちの心身の健康を第一に、彼らにとっての「目標」を、なんとかして守りたいと考えています。


子どもたちは、今日も元気にリモート練習でした!みんなで「えいえいおー!」と声を上げ、みんなで一緒に歌える日を心待ちにしています。


どうか、これからもますほジュニアクワイアをあたたかく見守ってくださいますよう、心からお願い申し上げます。





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2011年の夏、 ますほジュニアクワイアは、気仙沼市で演奏する機会をいただきました。 ひび割れた高速道路を通りたどり着いた先で目にし、耳にし、感じたものを、忘れることはないでしょう。 この曲を歌い継ぐことは、あの時「何が起こったのか」を語り聞かせてくださった方の想いに応え続けることでもあると思っています。今年は年明けから、私たちにできることは何なのか、自らに問い続けながらの練習となりました。 明後

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